
海外ではもうあたりまえなんだって。
日本の仲間にも広まるといいな。
欧米に比べて日本では、まだまだマイクロチップは普及していません。
それどころか、どんなものか知らない、知っていても詳しい情報が得にくい、
という飼い主さんも多いのが現状です。
大切なペットの大きな不安を解消してくれるマイクロチップ。
まずは飼い主さんたちの認知度を高め、意識を変えていくことが求められています。
ペットと海外に行くとき必要って本当?

ヨーロッパではマイクロチップを義務化している国が増えており、ペット同伴の旅行や赴任の場合、装てんしていないと入国できないことがあります。 その流れは世界レベルで進んでいて、アジアや環太平洋の代表的な国々がマイクロチップの法制化を進めています。
またペット同伴の海外旅行の際、日本の検疫制度ではマイクロチップの装てんを条件に、入国時の係留期間が12時間以内に短縮されました。(旧制度では14~180日)
(参考)
農林水産省・動物検疫所ホームページ
日本ではどのくらい普及しているの?
欧米やオーストラリアなどでは動物保護団体が普及活動を進めた結果、一般のペット愛好家たちへ広くマイクロチップの意義が浸透した経緯があります。一方、日本での普及は残念ながらまだ進んでいるとはいえません。
AIPO(動物ID普及推進会議)に登録されたマイクロチップの数から推測すると、日本の飼い犬・猫の装てん率は約0.1~0.2%という試算が。
また、リーダーを導入している動物病院は全体の半数未満、保護センターや警察はさらに少ないといわれています。
動物ID普及推進事業登録数の推移(2007年3月31日現在のAIPO登録数)
| 年度 | 犬 | 猫 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 平成14年度 |
末現在登録数 | 513 | 1,621 | 10 | 2,144 |
| 累計 | 513 | 1,621 | 10 | 2,144 | |
| 平成15年度 | 登録数 | 526 | 1,112 | 10 | 1,648 |
| 累計 | 1,039 | 2,733 | 20 | 3,792 | |
| 平成16年度 | 登録数 | 1,020 | 1,527 | 11 | 2,558 |
| 累計 | 2,059 | 4,260 | 31 | 6,350 | |
| 平成17年度 | 登録数 | 2,140 | 1,968 | 31 | 4,139 |
| 累計 | 4,199 | 6,228 | 62 | 10,489 | |
| 平成18年度 | 登録数 | 16,883 | 4,094 | 301 | 21,278 |
| DSP※統合数 | 22,359 | 7,889 | 784 | 31,032 | |
| 累計 | 43,441 | 18,211 | 1,147 | 62,799 | |
※DSP:大日本住友製薬/別個に管理運営してきたマイクロチップのデータベースをH18年末に統合
原因として、法制化の遅れ、情報不足、日本人のメンタリティ(直接身体に埋め込むことへの恐怖感、不信感)などが挙げられます。しかしながら動物愛護の観点からも検疫上の問題からも、「ペットを飼ったらマイクロチップを」という流れに進んでいることは世界的に見ても間違いありません。行政まかせにするのではなく、飼い主自身が意識を高めて普及が進めば、おのずと状況は変わっていくことでしょう。
なぜなら大切なペットとずっと一緒にいるために、マイクロチップは最も有効な個体識別方法なのですから。

